» ワックス洗車

その名のとおり、シャンプー洗車とワックスがけがセットになったコースのことです。シャンプー洗車で車体をきれいにした後に、油性のワックス剤を車体全体にかけていきます。ワックスの被膜で覆われた車体は、ワックスの油分が水を弾いてくれるため汚れにくくなり、光沢も出ます。

ほとんどの洗車機で1往復するだけで終わるため、洗車時間はそれほどかかりません。また、ワックス剤の効果は、1週間～10日ほど持続するといわれています。

» 撥水洗車

シャンプー洗車できれいにした後に、車体にシリコン樹脂系のコーティング剤を塗布するのが撥水洗車です。シリコン樹脂系のコーティング剤は、撥水性や耐候性に優れ、防汚性も高く光沢があることが特徴です。撥水洗車では洗車機が2～3往復するため、ワックス洗車よりも洗車時間がかかります。

また、シリコン樹脂系のコーティング剤の効果は、店舗や洗車機のメーカーによっても異なりますが、3～4週間ほど持続するといわれています。

» ワックス洗車と撥水洗車では使用する薬剤の粒子の大きさが異なる

ワックス剤とシリコン樹脂系のコーティング剤では、成分の粒子の大きさが異なります。粒子が荒いワックス剤に対して、シリコン樹脂系のコーティング剤は粒子が細かいため、目に見えにくい細部までしっかりと粒子が届きます。そのため、ワックス洗車よりも撥水洗車の方が、撥水性や防汚性などで高い効果があるといわれています。

» 新車

新車ももちろん、ワックス洗車を行うことは可能ですが、気をつけたいのがキズです。洗車機に限らず手洗いでも、洗車をすれば車体に触れるため「洗車キズ」と呼ばれる細かなキズがついてしまう怖れがあります。手洗いの場合は力を加減することができます。しかし、洗車機は新車だからといって力を加減することができないため、キズがついてしまう可能性があることを把握しておきましょう。

» コーティング車

コーティングした車は、洗車機を利用してよいのか、気になる方もいらっしゃるのではないでしょうか。実は、コーティング車のワックス洗車はあまりおすすめできません。

なぜなら、コーディング車は、ワックスよりも性能の優れたコーティング剤を塗布しています。その上からワックスで覆ってしまうと、コーティング剤の効果が発揮できなくなるからです。コーティング済みのお車のお手入れは一般的に水洗いと定期的なシャンプー洗車で十分だといわれています。

手軽にお車のお手入れができる洗車機は、ドライバーの強い味方です。最近では、ガラスコート洗車やポリマーコート洗車などができる洗車機も増えています。お車の状態に合った洗車メニューを選ぶよう心掛けましょう。