車はほぼ密室なので、些細なことでも臭いが残りやすくなっています。車でタバコを吸ったり、ペットを乗せたり、食べ物を口にしたり、汗などの体臭が染み付いたりなど、様々な臭い物質が残ることで不快な臭いへと変化します。
また、エアコンのお手入れが不十分なことで、カビが生えてしまったり、タバコのヤニがエアコン内部に付着したりすることも臭いの原因です。
車から発生する異臭は、車の異変を知らせる合図でもあります。ワインのような甘い臭いがする場合は、冷却タンクや冷却ホースが損傷している可能性があり、そのため車の下部やエンジンルームから臭いが出ていることがあります。
金属のような臭いはエンジンルームから発生しやすく、クラッチディスクの摩擦・ブレーキの加熱などが考えられます。ゴム臭がする場合はタイヤ自体にトラブルが起きている恐れがあり、酸っぱい臭いがする場合は充電器（オルタネーター）の故障が予測されます。これらの異臭がする場合は、すぐに窓を開けて換気をし、走行中であれば一度車を止めて車の状態を確認しましょう。
日常的なことが原因の臭いは、普段から対策をとれば臭いが残りません。天気の良い日には定期的に換気を行い、フロアマットやエアコンフイルターの掃除・交換を心がけるようにしましょう。また、急いで臭いを取り除きたい場合には、消臭スプレーをかけて換気を行うことで嫌な臭いを軽減させることができます。
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